喫茶さつ樹

後天性精神障害者の生きた記録

5から6へ。終わったことでも

こんばんは。明日誕生日です。

 

今回は毎年誕生日前後になると絶対に思い出す話でもしようかと思います。

 

この話は五年前、明日で六年前の話になるんですけれど昔からのツイッターの知り合いで多分知り合ったのは八年くらいは前です。ほんといつどうやって仲良くなって関わるようになったのか思い出せれないんだけれどその子がくれた絵が今の僕の人生に大いに影響を与えてくれました。

 

2015年の明日。俺は特に祝われたい人からは祝われずにまあ知ってるからおめでとう程度で一日が終わろうとしてたんだよね。それで夜も遅くなってきたときに一件の通知とともに一枚の絵が送られてきて、その子から誕生日のイラストを描いてくれて遅くなってごめん。お誕生日おめでとうって言ってくれた。

 

そのイラストの中にメッセージまで入れてくれて、当時はお互い学生で会おうと思って会えるような距離じゃなくていつか会えたらいいよねって話をよくしてました。

 

そのメッセージの中に

 

いつか会えるといいですね。

いや、必ず会いましょう。

 

 

って書いてくれて俺うれしくて、貰って暫く一人で泣いてた。信じられないほどうれしかった、叶うかわかんない口約束みたいなもんだと思ってた。思うようにしてた。でも俺はその約束は本気だと思ってしまっていた。何回もそんなことないって思いこんでもずっといつか会うって約束したんだと、そしてそれがいつしか夢に変わっていった。

 

あの日から俺の将来の夢はあの子に会う。必ず。になった。

 

そっから五年お互い色々変化があって連絡もできない期間もあった。だから俺はもうこの夢は無理なことなのかもしれないと次第に思うようになった。俺の鬱もおかしくなって体が言うことをきかなくなった。

 

どんどん俺は落ちていった。次の誕生日までには死のう、なんてよく思ってた。会いたかった。でも、今の体じゃ無理だ、家庭の事情でもそんな遠出許されるわけがなく何年も誕生日までに死ぬ、あの子との約束は口約束でいつか朽ちていくものだと思っていた。でも俺は弱くてずっと生きていた。

 

そして去年。家も落ち着いて、体も何とか動くまで戻り時間も作れるようになってもしかしたら夢がかなうかもしれない、俺次第で叶うことだと思うようになってその子に連絡して会う予定を組んだ。その日が待ち遠しくて仕方なかった。八年近く一回も会ったことのない人に俺はこれから会えるんだって、夢がかなうって、

 

でもそれと同時に夢だと思ってたことが叶ってしまったら俺は一体どうなってしまうんだろうって不安が体中を支配して怖くなった。だけど、俺が本当にやりたいことが叶うのならば俺はきっと何か変わることができるのかもなんて考えてたね。

 

まあそれであんまりお金ないから人生初の夜行バスでほぼ一睡もできないままあの子のいる街に向かった。

 

早朝駅に着いた。あの子は仕事で夕方まで一人で観光したりゲーセン行ったりして時間つぶしていたけれど遅い遅い時間が進むにつれて俺の心臓の音も大きくなっていった。夢が叶うよ。もうすぐだよ、何回も無理だと思って忘れ去られたことだと思ってたのにあの子も忘れないで会ってくれるんだってね。

 

時間になってその子から今から向かうねとラインが来た。俺は走った。全力で、走らなくてもまだ来ないことなんて知ってる。でも俺は走った。何年待ったと思ってんだ、やっと会えるんだ。そんな気持ちが俺の一睡もできてない体を動かした。あの時の俺の走る姿は夢に向かって羽ばたく鳥のようでもあった。ちっぽけな夢。一人の人に会うってだけの夢でも俺にとってはその瞬間が全てだった。走った。

 

待ち合わせの場所に君はいなかった。当たり前だ。駅までちょっと時間のかかる場所から来るんだ、そりゃもう来てたらびっくりだよ。全力で走った俺は切れた息を必死に整えた。でも、どんどん心臓の鼓動が大きくなってくる。いつ来るかな、会った後俺の心はどうなっちゃうんだって、怖かった、でも楽しみでうれしくて待ってた。

 

そしたらあの子は来た。走って駆け寄った。車のドアを開けた。

なんて言うんだろうって思ってたらその子の口からは一言「ウケる」だった。

 

俺はウケるじゃねえよ!!ってめっちゃ笑顔で言った。最高だ。会えた。今この瞬間に夢が叶った。

 

この後ご飯食っておつまみとかかってその子の家で二泊させてもらった。濃すぎて書ききれないしそれはまたいつか書こうと思う。一言でまとめると

 

幸せだった。

 

あの子と過ごした時間、すべてが夢の詰め合わせだった。色んなところへドライブに連れて行ってくれてその間にいろんな話をした。楽しかった。終わらないでほしかった。体はもう寝てないから限界が来てた。でも、それでも最高に楽しかった。話題が無くなってもその子の横顔を見ていると今にも泣いちゃいそうなくらいうれしくて悲しくなった。今しか見れないんだって。でも泣かなかった。えらいね。

 

まあ話が前後したんだけどその子が当時俺に送ってくれたイラストがまだ残っていて現物見て俺、夢叶ったなってより実感した。あの日約束して俺は寝たきりになったり自殺未遂したりした。でも生きてこの夢を叶えることができた。それからまあ帰ってきて少し空っぽになっちゃったね。当たり前だけど、どうしたらいいかわからない時がよくあった。でもこの前書いたけどやってみたいことのチャンスが来てそれをその子に言ったら凄いね!と応援してもらえた。あの日から俺は変わった。変われた。もちろんいろんな人の力があったからできたことでもある。

 

でも俺は夢を叶えたんだ。それだけは事実だ。

 

 

そしてあのイラストを貰って明日で5年前から6年前になる。

 

夢を見て、叶えて終わったことでも俺は一生忘れないと思う。だからこうして前に進もうとしてる。わかんないけどもがいてみるから。

 

Go(5)からその先へみたいなくっさいこと書いてこの話は終わろうかなと思います。やってみたいことをやろう。叶えよう。一度大きな夢を叶えた俺ならできるはずだ。また夢を見つけて叶えよう。

 

 

最後まで読んでくれた方は明日、私の誕生日を祝っていただけたら幸いです。

 

感謝を込めてここに書き残します。ありがとう。君のおかげだよ。大好きです。